X線骨密度測定装置
"いつのまにか骨折"という言葉をお聞きになったことがありますか?
知らず知らずのうちに背骨の一つあるいは複数の骨が潰れてしまうことです。そうならないよう、閉経後の女性には自分の骨の状態を知っておいていただきたいと思っています。
骨粗鬆症は、骨がもろくなり簡単に骨折してしまう病気です。「背中が曲がってきた」「背が縮んだ」などと感じたら、痛みがなくとも骨粗鬆症の検査を受けてみることをおススメします。
骨粗鬆症と診断された場合は、有効なお薬や注射がありますので、採血後にその方に合った適切なお薬を使用するようにしております。
今年の冬も、滑って転倒し手首などを骨折される患者様が多くおられました。皆様には年齢に縛られず、趣味やスポーツを楽しんでいただきたい。
そのためにも、閉経後の女性の方は是非ご自身の骨の状態を知っておいてください。健康寿命を延ばして老後を楽しく過ごしましょう!
当院では2022年2月より、富士フィルムヘルスケア社製の X線骨密度測定装置を導入しました。
日本骨粗鬆症学会によるガイドラインでは、
骨粗鬆症診断には、dual-energy X-ray absorptiometry(DXA)を用いて、腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましい。
日本骨粗鬆症学会『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版』p.26
とされています。この装置を導入したことでそれが可能となりました。
- 測定する際は、腰椎では膝を曲げて、股関節では膝を伸ばして測定します。
- X線写真を撮影する際は、基本的には検査着に着替えていただきます。
- 検査時間はそれぞれ3分程度ですが、動いてしまうとやり直しになってしまいます。
- 痛みなどがある場合は、担当者にご相談ください。
- 経過観察が必要な検査なので、より良い検査のためにご協力をお願いいたします。
- レントゲンを撮るような感じで、腰と両股関節の3部位を測定させていただきます
測定と解析には多少お時間がかかりますので、お急ぎの方にはまた後日おいでいただき、説明させて頂いております。
お気軽にお問合せください。